愛知県警察は、ミャンマーを舞台にした複雑な国際的な詐欺事件において、「リクルーター」として活動していた男を逮捕しました。この男と関連する16歳の高校生も同様の罪状で逮捕され、共に米国の男性から現地から偽装した警察官などを名乗る電話を通じて990万円の詐欺被害を引き起こしていることが判明しました。
2月には、愛知県名古屋市の瑞穂区在住の高校生少年が保護され、帰国しています。この少年はインターネットを通じて、丸杉龍実容疑者から「海外でプログラミングを学べる」という話を持ちかけられ、渡航先に送り出されました。
愛知県警によると、丸杉容疑者はテレグラムという通信アプリを使って高校生少年と接触し、複数回の面会を行い、渡航手配やパスポート取得を指示しました。また、同様に「高収入を得られる」とうたってインターネットで他の若者たちを勧誘していた可能性も高く、県警は今後も捜査を進めるとのことです。
この事件は、海外でのプログラミング教育や仕事の機会を提供するという偽情報を信じ込みやすく、特に若年層に被害が及ぶ危険性が高いことを示しています。社会ニュース掲示板や事件・事故・裁判関連の情報では、このような国際的な犯罪ネットワークの実態についてもより多くの注意が必要となります。