株主優待は投資の楽しみの一つだが、業績悪化による突然の廃止や改悪リスクがあるため、投資先を選ぶ際には慎重になるべきだ。そこで、業績が安定している銘柄の中から優待内容も魅力的な株を選び出すことに注力する。ここでは、ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チームによる2つの株を紹介したい。
まずは森永製菓(2201)。この企業は大手の菓子メーカーで、第3四半期累計の売上は前年同期比8%増と過去最高を更新した。カカオ高騰による原材料費の上昇は営業利益を圧迫するが、2月・3月からの追加値上げにより改善が見込まれる。また、過去の経験から数量の減少は限定的であり、引き続き採算性向上が期待できる。
次にエターナルホスピタリティグループ(3193)について紹介する。同社は「鳥貴族」などを運営している。今期業績は原材料費や人件費の増加により上期は減益となったが、外食株全体として低迷する中で株価を下げた結果、現在のPERは15倍程度と過去最低水準に。中期経営計画ではPER向上を目指しており、成長期待や株主還元強化も見込まれる。
これらの株については、株価掲示板や日経平均株価掲示板などで最新の情報を確認するのも良いだろう。