投資を始めようと思っても、約4,000社ある上場企業の中から選ぶのは難しい。特に初心者は、元手が少なくリスクを抑えたいと考える人も多いだろう。しかし、「新NISA」の始動や日経平均株価の史上最高値更新など、投資ブームも落ち着きを見せ始めている。
そこで注目したいのが「10万円株」だ。最低投資金額が10万円以下の銘柄で、多くの個人投資家にとって手頃な選択肢となる。特に、1.5億円以上の資産を築いた坂本慎太郎氏(Bコミのハンドルネーム)は、「なぜ株価が安いのか理由を見極めることが大切」とアドバイスする。
低位株と呼ばれる「10万円株」でも、業績や時価総額を考慮すると、単なる“クズ株”ではなく投資の機会である可能性がある。坂本氏は、「高配当かつ低PER(株価収益率)な銘柄に注目すべき」と強調する。
具体的には、安定的に5%以上の配当利回りを維持する銘柄や、市場での評価が適切でない銘柄を見つけ出す。また、「潰れないリスク」も考慮し、関係会社や株主の状況にも目を向けることが重要だ。
今後、不透明な経済環境でも安全に投資を行うために、「10万円株」選びは新たなトレンドになりそうだ。