東京のベンチャー企業「ispace」が開発した月面着陸船は6日の深夜に降下を開始し、予定していた午前4時17分に月面への着陸を目指しました。しかし、通信が途絶え、同社はその後の会見で「減速できずに月面に衝突した可能性が高い」と発表しました。
月面への降下は、高度10kmから3kmの間での正確な高度測定が予定されていました。しかし、実際に測定できたのは高度約1kmまでと伝えられています。また、着陸する速度を必要な程度に減速できなかったことも明らかになりました。
ispaceは昨年にも月面着陸に失敗しており、この挑戦では制御システムや着陸地点の見直しを行い再挑戦していましたが、結果は同じでした。
袴田武史CEOは「2回目の失敗を重く受け止めており、原因解明を通じて前回と同じ問題を克服できていたかどうかを検討していきます」と述べました。日本初の民間による月面着陸挑戦が果たされなかった今回の出来事は、宇宙開発における新たな試行錯誤の一里塚と言えるでしょう。
株価 掲示板や日経 平均 株価 掲示板では、このニュースについてさまざまな反応が出ているようですが、ispaceの挑戦は今後も注目されるでしょう。