東京市場の後場寄り付きでは、日経平均株価が前日比162円36銭高の3万7716円85銭で始まった。目新しい材料に欠ける中、3万7700円を挟んだ比較的狭い範囲内で値動きが落ち着いている。一方、午前の取引では日経平均株価は前日比176円18銭高の3万7730円67銭で終え、東証株価指数(TOPIX)も上昇した。
米中両国の首脳による電話会談を受け、貿易摩擦の緩和に期待が高まり、東京市場では買いが優勢となった。特に自動車株や半導体関連銘柄など輸出関連の株価が上昇し、相場全体を押し上げた。
出来高は7億0979万株、売買代金は1兆8081億円と、活発な取引が行われている。業種別では33業種全てで株価指数が上昇しており、証券・商品先物取引業や金属製品、機械といった分野での動きが目立っている。
また、スタンダードTOP20は反発を見せた一方で、グロース250とグロースCoreの株価は続落している。今後の市場動向を見守る必要があるだろう。