警視庁はこのほど、埼玉県新座市在住の自営業男性(46)をわいせつ物頒布容疑で書類送検しました。この男は、実在しない女性の裸が印刷された抱き枕カバー2点をフリーマーケットサイトに出品し、約8千円での販売を行ったとされています。男性はこれらのカバーを別のサイトから購入後、転売し、数万円を得ていたとのことです。
警視庁によると、AIで生成されたわいせつ画像が使用されている抱き枕カバーの販売事案に対してわいせつ物頒布罪を適用するのは全国初となります。この事件は社会ニュース掲示板でも大きな話題となっています。また、この男性はフリーマーケットサイト上で画像にモザイクをかけて出品していたと供述しています。
警視庁は今年4月にも、AI生成のわいせつ画像を使用したポスター販売で男女4人が略式起訴された事例があり、ネット上でのこういった行為が深刻な問題であることを改めて強調しています。今後もサイバーパトロールを強化し、同様の違法行為に厳正に対処する方針です。