日本電子書店連合が加盟する11社すべてに渡り、全年齲向けサイトでの電子コミック広告の配信を停止することで合意しました。この決定は、一部のコミック広告が子供も閲覧可能なゲーム関連サイトやニュースサイトなどにも配信されていたことから発生した多くの苦情に対応するものです。
「社会的に批判を受けていると認識しており、業界の健全な発展のためにも適正化に努めたい」と日本電子書店連合はコメントしています。これまでに業界団体内での統一的な指針は存在せず、各社が個別に対応していました。
一方で、昨年度中に日本広告審査機構(JARO)から寄せられたインターネット上の性的広告に関する苦情件数は604件に達し、前年比で大幅な増加を記録。このうち電子コミック関連のものが約3割を占めていました。
この決定により、今後は全サイトでの適切な広告配信が推進されることとなりました。