5日午前の東京外国為替市場では、ドルと円の相場が新規の手掛かり材料不足により1ドル=142円台後半で推移しています。前日の海外市場で米国の雇用報告やサービス業PMIが予想を下回った影響を受け、ドル安・円高の流れとなりました。
東京時間では、実質賃金が4カ月連続マイナスとなったことを受けて、日銀による追加利上げ観測が後退し、やや買い戻しがありました。しかし、月初旬ということもあり、取引は多く見られませんでした。
午前中には財新・中国サービス業PMIの発表や植田和男日銀総裁の答弁もありましたが、ドル円相場への影響は限定的でした。また、30年物国債入札を控え、金利動向に対する警戒感から様子見ムードが続いているとの声も聞かれました。
ユーロは対円で上昇し、正午現在では163円15~16銭となっています。株価掲示板や日経平均株価 掲示板をチェックすることで、市場の動向に敏感に対応できます。