現在、インフレ時代を迎え、都市部の不動産価格は急騰の一途を辿っています。特に都心に立地するマンションやオフィスビルは以前には考えられなかった高値を記録しています。このような状況下で大手不動産企業は大きな利益を得ています。
三菱地所、三井不動産、住友不動産の3社は特にその好調な業績を株価上昇を通じて示しています。それぞれの含み益も莫大な規模であり、これらの企業への投資には長期的な視点が必要です。
例えば、三菱地所(8802)は丸の内の大家さん的存在として知られ、その保有する不動産を時価評価すると莫大な評価益が発生することが予想されます。現在の株価は約2,500円で配当利回り1.8%と予想PER16.3倍となっています。
三井不動産(8801)は日本橋地区を主な事業地としており、同社も含み益が大きいとされています。株価は約1,200円~1,400円で推移しており、配当利回りは2.4%となっています。
また、住友不動産(8830)は都心のオフィスビルを多数所有していることで知られています。同社の株価は約5,000円で、配当利回り1.6%と予想PER12.2倍となっています。
このような状況下では、大手不動産企業への投資は長期的な視点が必要となる一方で、REITを通じた分配金戦略も有効な手段となります。各社の株価上昇に注目しながら、最適な投資戦略を見つけてみてください。