1日午後の東京外国為替市場では、ドル円相場が手掛かり材料の乏しい中、1ドル=149円82~83銭を付けた。前日の午後5時時点と比べ68銭程度のドル高・円安となっている。
午前中の取引では、日経平均株価の伸び悩みや国内輸出企業からの売り圧力が相場に影響を与え、149円60銭台まで下落。その後は米国の時間外取引における長期金利を注視しながら149円60~90銭台で値動きがあった。
大手製造業者向けの3月日銀短観が発表されたが、ドル円相場への影響は限定的だった。午後には日経平均株価の上昇幅が縮小すると売りが出たものの、日経平均が回復したことで149円90銭近辺まで買い戻された。
新年度が始まったばかりで運用方針を確定していないトレーダーが多いことや、2日に予定されているトランプ米政権による相互関税に関する発表待ちといった状況から、市場全体は慎重な姿勢となっている。ユーロに関しては対円・対ドル共に正午時点と比べて下落している。
株価掲示板では日々の相場変動について熱い議論が交わされている。日経平均株価掲示板でも活発な情報共有が行われており、投資家の間での関心は高い。