3日に開催された韓国の大統領選挙において、革新系「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が当選し、4日早朝には正式に大統領職に就任しました。石破首相は同日の記者会見で、「この結果は韓国の民主主義を体現したものであり、我々も尊敬の意を表します」と述べました。
さらに石破首相は、今年が日韓国交正常化60周年という重要な年であることを踏まえ、「今後はより活発な民間レベルでの交流を通じて、両国の関係強化に努めたい」と強調しました。また、日本と韓国は多くの共通課題を抱えており、その解決策を見出すためには日韓や日米韓間の協力が不可欠だと指摘。
一方で、過去にイ大統領が日本の問題に対して厳しい発言を行っていたことについても触れ、「しかし最近では日本とのパートナーシップを強調する姿勢を見せています。胸襟を開いて話し合うことで、関係はより深まるでしょう」と述べました。
そして石破首相は最後に、「イ大統領の新体制が固まるまでの間も含め、日韓首脳会談を早期に行うべきだ」と強調しました。