アメリカの公共放送局であるPBSとNPRにとって重大な45日間が始まりました。トランプ大統領は、これらの公共メディアに対する予算を廃止するよう議会に要請しました。この決定が現実になるためには、共和党によって採択されれば十分です。
共和党内でも反対意見があり、一部の保守派議員がその提案を受け入れるかどうかまだ決めていません。アラスカ州のリサ・ムーカワスキ上院議員は既にこの動きを批判しています。「公開放送システムはアラスカの命線であり、その予算保護に尽力します」と述べています。
これらの公共メディア基金は、共和党が先月成立させた法案により設定されたもので、現在までは未執行です。予算は2年間を単位として設定されているため、その期限が到来する前に議会が決定を下す必要があります。もし決議が通らなければ、この資金は自動的に配分されることになります。
PBSとNPRの関係者は、議員に彼らの影響力を示すことを目的としたロビイング活動を開始しました。地方局からの支援も集まっています。「連邦政府からの予算は公共放送システム全体を維持するための大切な柱です」とNew York Public Radioの代表者が述べています。
この状況に加え、トランプ政権は最近、公的放送の資金源であるCPBに対しても執行停止命令を出し、同組織の役員も解任したと報じられています。しかしCPBは自己防衛として法廷闘争を挑んでいます。
今後の展開が注目される中で、公共メディアにとってこの45日間が重要なターニングポイントとなる可能性があります。