政府による「アベノマスク」事業の適正性に関する新たな動きが注目を集めています。神戸学院大学の上脇博之教授は、この事業に関連した文書開示を求めました。しかし、現職の担当者らは法廷で「口頭での意思決定」と証言しています。実際に記録はないのでしょうか?
2020年4月に安倍晋三首相(当時)が各戸配布を表明した「アベノマスク」事業は、約3億枚のマスクを調達しましたが、多くの在庫が残っています。上脇教授が国に対して開示を求めていた文書は、結果の記録しか出てこない状態でした。これに対し、政府側は混乱した労働環境下での迅速な対応だったと主張しています。
この訴訟の判決が5日、大阪地裁で言い渡されると報じられています。法廷では合同マスクチームの統括役だった厚生労働省職員から詳細な説明が聞かれたといいます。