東北新幹線での「はやぶさ・こまち」列車に起きた2度目の連結器分離事故について、新たな情報が出ている。昨年9月と今年3月の連続的なトラブルで、それぞれ別の「こまち」車両が関与しているにも関わらず、両者の故障は同じ基板に関係していたことが明らかになった。
昨年の事件では、「はやぶさ・こまち6号」が古川と仙台間で時速約315キロを出しながら走行中に連結器の分離事故が発生。原因は新車製造時の金属くずがスイッチの裏側に入り込み、誤作動させたものと判断された。このため、JR東日本では再発防止策としてその基板に修正を加え、「予備部品」に回し、3月に事故を起こした車両へ載せ替えていた。
しかし、3月の「はやぶさ・こまち21号」で時速約60キロで走行中にも同様の事態が発生。国からの重大インシデントと認定され、現在運輸安全委員会による原因調査が進行中だ。
この事故は社会ニュース掲示板でも大きな話題となり、「なぜ?」という疑問を多くの人々が持つこととなった。今後の展開や対策も注目されている。