拘禁刑の導入に伴い、日本の刑務所は新たなプログラムを整備中だ。しかし、その背後には現場の刑務官たちの戸惑いや混乱が潜んでいるという。
20年前、名古屋刑務所で起こった刑務官による受刑者への集団暴行事件は、日本の刑罰制度に大きな変革をもたらした。ところが昨年、同じ刑務所で新たな暴行問題が浮上し、法相まで驚きの声を上げた。
これらの事態を受け、法務省は再発防止策を提言している。しかし、具体的な対策として「受刑者を‘さん’づけと呼ぶ」ことが提案されたことにより、現地の職員からは混乱や困惑の声が上がっている。
こうした混乱の中でも、新たな拘禁刑は始まろうとしている。この制度の導入によって現場はどう変わるのか?その実態に迫る。