東京株式市場で、日経平均株価は小幅に反発して取引を終えた。前日の大幅下落からの反動買いが入ったものの、米国の相互関税に対する警戒感から上値の重さが感じられた。日経平均は前営業日比6円92銭高の3万5624円48銭で取引を終えた。
この日の株式市場では、前日に1500円超下落した反動から自律反発狙いの買いが入り、一時は400円を超える上昇を見せた。しかし、その勢いは続かず次第に上げ幅を縮小し、後場には79円安まで下げる場面もあった。
3日午前4時に米国の相互関税の詳細が発表予定と報じられ、これを前に市場では警戒感が強まった。日経平均は前営業日比343円高でスタートした後、一時434円上昇する場面もあった。
また、朝方発表の3月の日銀短観によると、大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス12と4期ぶりに悪化し2024年3月以来の低水準となったが、相場への影響は限定的だった。
TOPIXは0.11%高の2661.73ポイントで取引を終了。株価掲示板や日経平均株価掲示板では、この日の動きについて多くの投資家が意見を交わしていた。