慶應義塾横浜初等部の非常勤講師、相場博明さんを含む研究チームは、日本古生物学会の国際誌にて、驚異的な新種チョウ化石について報告しました。この化石は兵庫県新温泉町から発見され、約250万年前の地層で37年前に採集されたものです。その特徴ははね全体に入った筋状の脈と胴体の形状から明らかとなりました。
このチョウは現在の日本には存在せず、既に絶滅した種と考えられています。しかし、東南アジアの亜熱帯や熱帯地域で生息していた可能性があります。さらに注目すべきはそのサイズで、かつて地球上を飛翔した巨大な姿が今も鮮明に刻まれています。
具体的には、この新発見されたチョウ化石は驚くほど大きな体格を誇ります。専門家たちはその詳細な解剖学的特徴から、その時代背景における生態系の理解や進化過程に関する新たな洞察を得ることができます。