新NISAの成長投資枠が最大1,200万円に拡大したことで、より多くの個人投資家が高配当株を非課税で保有できるようになりました。しかし、その分、どのように分散投資を行えば効果的な運用ができるのか気になるところです。
高配当株の購入方法として、毎年240万円ずつ投資する方法や、1年間を通じて月々に分割して投資する「つみたて投資」も可能です。ただし個別株の場合、日本の株式市場では100株単位でしか購入できないため、銘柄によっては数百円から数万円の範囲で価格が異なります。
資産運用において分散投資は基本的な考え方に当たります。内需株と外需株、製造業とサービス業・金融業といったように銘柄の種類を分散することで、1つの銘柄が下落した際も他の銘柄でカバーできる可能性があります。
新NISAでは、投資元本は長期的に保有し、配当だけを非課税で受け取るという運用スタイルが一般的です。大きな値上がり益を目指すよりも、安定重視の運用が大切と考えられています。
分散投資を行う際には、株数ではなく金額ベースでの均等投資が効果的です。例えば5つの銘柄を購入する場合は240万円÷5=48万円ずつを分配し、6つの銘柄なら240万円÷6=40万円ずつとします。
また、少額資金でも単元未満株を通じて投資できる方法もあります。複数の高配当株に長期的に分散投資することで、安定した運用を目指せます。
株価掲示板や日経平均株価掲示板などを活用しながら、適切な情報を収集し、投資判断を行うことも大切です。
