米食品医薬品局(FDA)のワクチン部門トップピーター・マークス氏が、ロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官のワクチンに対する見解を批判して辞職することが明らかになった。これを受け、製薬株は31日に急落した。
マークス氏は4月5日付で退任する予定だ。新型コロナウイルスワクチン開発に中心的な役割を果たしてきた同氏が、ケネディ長官のワクチンへの否定的姿勢を非難したという。
トランプ大統領就任後、製薬・バイオテクノロジー業界は課税やワクチンに対する懸念から厳しい状況に直面している。この影響を受け、株価が下落傾向にある。
具体的には、ワクチン開発企業のノババックスが8%以上、ビオンテックが4%以上の値下がりを記録。遺伝子治療専門企業であるタイシャ・ジーン・セラピーズやソリッド・バイオサイエンシズ、サレプタ・セラピューティクスも大幅に下げた。
株価掲示板ではこれらの動きが注目されている。