
メタプラネットは、ビットコイントレジャリー事業の開始により、2023年度の業績が大幅に改善しました。売上高は10.62億円(前期比306.0%増)に達し、営業利益は3.5億円となりました。特に注目すべきは、ビットコインの評価益として54.57億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益が63.97億円となったことです。この結果、総資産は303.25億円(前期比1,720.1%増)に増加しました。
メタプラネットの事業は主にビットコイントレジャリー事業とホテル事業で構成されています。ビットコイントレジャリー事業ではビットコインの保有と運用を行い、ホテル事業では宿泊施設の運営を行っています。特にビットコインの取得が進んでおり、それが大きな成長要因となりました。
財務面では、
総資産はビットコインの取得により263.81億円増加し、負債は社債の発行によって114.01億円増加しました。純資産は新株予約権の発行によって189.23億円に増加しました。営業活動によるキャッシュ・フローは6.23億円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フローはビットコイン取得に伴い234.52億円の支出となりました。
業績見通し:
2025年12月期の業績予想は、売上高34億円(前期比220.1%増)、営業利益25億円(前期比614.3%増)としています。特にビットコインインカム事業による増収が見込まれており、売上高の約30億円はビットコイン関連事業からの収益となる見込みです。
株主還元については、
現在のところ配当は見込まれていません。2024年12月期の期末配当は0円となり、2025年12月期の配当予想も0円です。
メタプラネットのビットコイントレジャリー事業の成長は、今後も市場の注目を集め、株価掲示板や日経平均株価における議論を引き起こす可能性があります。