
ゼンショーホールディングスは、2023年第3四半期連結累計期間において、売上高8,467億6,000万円(前年同期比19.8%増)、営業利益580億9,400万円(同55.2%増)という大幅な増収増益を達成しました。この成長は、外食需要の回復や各事業セグメントの堅調な業績によるもので、特に「グローバルすき家」や「グローバルはま寿司」など、既存店売上高が好調でした。
ゼンショーグループは、「グローバルすき家」「グローバルはま寿司」「グローバルファストフード」「レストラン」「小売」の各事業セグメントを展開しており、国内外で多様な飲食チェーンとスーパーマーケット事業を手掛けています。
今期の業績は、外食事業の需要回復に加えて、個人消費の持ち直しが寄与し、全体的に成長が見られました。特に家族やグループでの利用が増加し、「グローバルすき家」は前年比109.1%、 「グローバルはま寿司」は前年比117.2%の成長を記録しました。
財務面では、
総資産は前連結会計年度末から795億円増加し、負債も増加したものの、純資産は増加。自己資本比率は1.2ポイント上昇し、29.9%となっています。積極的な設備投資が行われており、減価償却費は前年同期比25.4%増加しています。
業績見通し:
ゼンショーホールディングスは2025年3月期の通期連結業績予想として、売上高1兆800億円(前期比11.8%増)、営業利益625億円(同16.4%増)、経常利益615億円(同20.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益370億円(同20.5%増)を見込んでおり、増収増益を予想しています。
株主還元については、
2025年3月期の年間配当金は、前期の50円から70円に増配が予定されており、配当性向は30.3%となる見込みです。
ゼンショーホールディングスの業績の成長と財務改善は、今後の株価にも影響を与える可能性があり、日経平均株価や株価掲示板における注目を集めています。