オーストラリアのビットコイン(BTC)マイニング企業IRENは31日、ビジネスアップデートの中で事業戦略を変更し、人工知能(AI)データセンターやクラウドサービスの提供へと移行すると発表した。共同創設者兼CEOのダニエル・ロバーツ氏によると、現在52EH/秒のマイニング拡張が完了すれば年間5億2800万ドル(約792億円)のキャッシュフローを見込んでいるという。
IRENはさらに、「50エクサハッシュ/秒(EH/s)のマイニング能力を達成しつつある段階で、今後の成長戦略はAIとハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向けインフラの提供に集中する」と述べた。
一方で、この決定には市場からの反応が冷ややかで、株価は前場取引で2.1%下落した。IRNの株主にとっては気になる数字だ。しかし、長期的な視点から見れば、新たな成長機会の探索は企業にとって不可欠な要素と言えるだろう。
現在の設置済みマイニング能力は35EH/sで、今後数カ月以内に完成予定となっている。株価 掲示板や日経 平均 株価 掲示板などでは、この動きに対する様々な見方が出ていることだろう。