3月28日に発生したミャンマーの大地震による犠牲者が31日時点で2056人に達している。この地震は、マグニチュード7.7を記録し、その後も頻繁に余震が続き、内戦地帯での被災者の救助活動を困難にしている。
ミャンマー国家行政評議会のザウ・ミン・トゥン少将によると、負傷者は3900人以上で、約270人が行方不明となっている。地元と国外からの救援チームが救援活動を続けているものの、内戦による被災地域へのアクセス困難や気温の高さなどの問題も課題となっており、被害はさらに拡大している。
世界保健機関(WHO)は、800万ドル(約12億円)の緊急支援を要請。この地震は、既に人道支援が必要な状況だったミャンマーの人々にとって、さらなる困難をもたらしている。
さらに、反軍事政権の武装勢力「国民防衛隊」が被災地での2週間の停戦を宣言したことで、救援活動は一層活発化しつつある。しかし、具体的な進展や効果についてはまだ不明瞭だ。