石川県七尾市で開催された『青柏祭』は、能登地方を代表する伝統的な春祭りです。この祭りの最大の見どころは、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「曳山行事」で、重さ20トンを超える巨大な山車「でか山」が街を練り歩きます。昨年は能登半島地震の影響により中止となりましたが、今年は2年ぶりに盛大に開催されました。
祭りの2日目には、高さ12メートルの3台の「でか山」が市内を引き回され、「つじ回し」と呼ばれる車輪を浮かせて方向転換する見事な技が披露されました。狭い路地を曲がっていくと、歓声や拍手が湧き起こり、祭りの雰囲気は最高潮に達しました。
『青柏祭』は平安時代から受け継がれてきた伝統行事であり、地域の人々だけでなく観光客にも人気があります。この祭りを通じて、能登地方の文化や歴史を体感することができます。