3日午後4時頃、大阪府大東市中垣内の廃墟となった元飲食店から白煙が上がり、119番通報があった。この建物は、インターネット上で「心霊スポット」や「肝試しスポット」として知られるようになった。
火災現場は鉄筋3階建てのビルで、焼け残りのテーブルやゴミなどが燃えていたという。大阪府警四條畷署によると、火元が消火された後も不審な点が多く、その原因を詳しく調査している。
この事件は、最近になって急増したネット上の「心霊スポット」に対する危険性や安全性に関する議論を呼び起こす可能性がある。この建物は、インターネット上での掲示板やSNSで「怖い」という体験談が広まっていたことで、若者を中心に人気を集め、多くの人が訪れていたという。
大阪府警の関係者は、「このような廃墟を利用した心霊スポットへの来訪は危険を伴う可能性があるため、注意が必要だ」と話している。今後もこの問題について社会的な議論が高まることが予想される。