米国株式市場は31日にS&P500とダウ工業株が反発し、序盤の大幅安から切り返した。トランプ政権による関税導入計画に対する投資家の混乱が続いているなかでの動きだ。
この日はハイテク株が軟調となり、ナスダック総合指数も続落。トランプ大統領は新たな関税政策を発表し、中国に対して厳しい姿勢を示している。
一方で、金融セクターが好調な動きを見せた。フィラデルフィア半導体指数も小幅に下落したものの、全体的には落ち着いた展開となった。
また、VIX指数(恐怖指数)は上昇し、市場のボラティリティが高まっていることを示唆している。
投資家たちは引き続きトランプ政権の政策動向を注視しており、特に関税問題への警戒感が広がっている。このため、米国株式市場は今後も不安定な動きが予想される。
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