横浜市にある神奈川県立精神医療センターで、去年12月30日の夜、病棟内で心肺停止状態に陥った10代男性が亡くなったことが明らかになりました。この患者は統合失調症を患っており、症状の改善がないことから薬物治療が行われていました。詳細な原因調査について、外部専門家を含む医療事故調査委員会が設置されることとなりました。
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この事件は地域住民だけでなく、精神障害を持つ患者とその家族にとって大きな衝撃となっています。同病院ではこれまで、統合失調症や双極性障害などの精神疾患を扱う専門的な治療を行ってきましたが、今回の事態を受け、再評価のための厳格な調査が始まります。
患者はおととし8月から同病院に入院しており、その間、症状が改善されない状況にありました。そのため、精神科医師による薬物治療が行われた一方で、不安や心配を募らせていた家族も多かったようです。