さいたま市の桜区で、高校1年生の手柄玲奈さんが刺されて死亡した事件について、谷内寛幸容疑者(25)が「会社の寮を出てから普通の通行人を装い、付近を歩き回りながら殺害する女性を探していた」と供述したことが明らかになった。この供述により、被害者の手柄さんに対する犯行動機や捜査状況について新たな光が当たった。
事件は2023年7月15日に発生し、手柄さんが通学路で不審な男と接触した後、路上で死亡が確認された。その日から警察は徹底的な調査を進め、容疑者の動向や行動範囲について詳細に調べている。
谷内容疑者は供述の中で、前夜からの酒の席で酔ったまま桜区周辺を徘徊し、通りがかりの女性に対して攻撃的行為を行っていたと説明。被害者の手柄さんは偶然遭遇した一人であり、最初から特定のターゲットではなかったという。
この供述内容は社会ニュース掲示板や事件・事故情報サイトでも大きな注目を集めている。市民からは「こうした情報を早急に公開し、安全確保のために活用すべきだ」といった意見が挙げられている一方で、「供述の信ぴょう性を慎重に検討する必要がある」などの声も聞かれる。
警察はこの供述に基づき、新たな捜査方針を練り直し、被害者と容疑者の関係やその他の目撃情報を探るため、地域住民からの協力を呼びかけている。