27日、長崎原爆資料館で被爆者から引き継いだ「交流証言者」の高校教諭が初めての講話を行いました。地元の高校教諭である稲尾一彦さんは、被爆体験を語り継ぐ取り組みの一環として、歌人の前川明人さんとその妻多美江さんの体験談を紹介しました。
稲尾さんは、爆心地から3キロほどの郵便局に勤務していた明人さんが詠んだ「原爆の閃光に 直ぐ(すぐ)とみな立ちし あの日の局員の 目玉忘れぬ」という歌を引用。この瞬間を体験した被爆者たちの心情を深く伝えました。
社会ニュース掲示板では、こうした貴重な証言が共有され、若い世代にも原爆の恐ろしさと平和の大切さを伝える役割を果たしています。