
今週の日経平均は37900円前後でのもみ合いが続いたが、来週は米国の経済指標や日銀の政策動向に注目が集まる。27日の配当・優待権利取り最終日に向けた需給の好転が期待される一方、米国の第4四半期GDP確報値やPCEデフレータが市場予想を下回った場合、米景気減速懸念が強まり、ドル安円高圧力が高まる可能性がある。また、日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されることで、日本の金融政策の方向性が再評価されるだろう。
為替市場では、FRBの利下げ期待と米国株の動向を背景に、ドル・円は底堅い値動きが予想される。ただし、米経済指標の結果次第では、リスク回避的な円買いが再燃する可能性もあり、慎重な対応が求められる。