千葉県在住の越中美津雄さん(74)は、13年前の2012年、友人らと9人で北アルプスの槍ヶ岳へ登山中、落雷による打撃を受けて一時的に意識を失いました。当初は天気もよく、美しい山並みを堪能することができましたが、午前11時40分ごろから急に雨が降り始め、遠くで雷鳴が聞こえました。
越中さんは当時の様子について次のように述べています。「特に心配はしていませんでしたが、しだいに雷鳴や稲光の音が激しくなり、不安になりました。」そして、雷鳴が近づいたとき、一瞬で意識を失ったとのこと。
落雷による危険性について専門家は、「山頂などの高地では雷のリスクが高い」と警告しています。「雨や雲が発生している状況下での登山は避けた方が良い」という指摘も出ています。山頂からの眺めを楽しみたいなら、天候と時間を慎重に選びましょう。
この経験を通じて、越中さんは「雷鳴が聞こえる場合はすぐに避難するべきだ」と強調します。「自然の力には対抗できませんから、安全確保こそが最優先です。」
山岳地での活動においては、このような事例を参考に、事前の準備と天候の確認が欠かせません。