週明け31日午前のロンドン外国為替市場で円相場は、米国の関税政策への懸念から円買い・ドル売りの動きが強まり、1ドル=149円台前半に上昇した。この結果、午前10時現在では1ドル=149円01~11銭となり、前週末比で約1円20銭の円高・ドル安となっている。
リスク回避の動きが強まった背景には、トランプ大統領による相互関税発言がある。株価や金利は下げ止まりを示し、円相場は149円を中心に方向感に乏しい展開となっている。市場筋からは、「午後4時のロンドン・フィキシングまでいったんもみ合いながら、期末のフローを待っている」という声が聞かれた。
一方で対ユーロ相場は1ユーロ=161円34~44銭と、前週末比で約1円27銭の円高・ユーロ安となっている。またユーロの対ドル相場も1ユーロ=1.0822~0832ドルとややユーロ安の動きを示した。
ポンドも1ポンド=1.2940~2950ドルとなり、前週末比では小幅な変動となっている。投資家たちは市場の動向に注目し、株価掲示板や日経平均株価掲示板などでも活発な情報交換が行われている。
これらの動きを踏まえ、今後の為替相場の動向に投資家の関心は高まる一方だ。