アメリカのFDAは22日、国内で使用されている8種類の石油由来の着色料について、全てを段階的に廃止すると発表しました。この決定により、食品業界に大きな変革が訪れることとなりそうです。
まず、その中でも2種類については数か月以内に使用許可を取り消す手続きが始まります。残る6種類は来年末までに使用できなくなるとのことです。これらの着色料は、シリアルや菓子、飲み物などに広く使用されており、取り扱いの変更が業界全体に影響を及ぼします。
特に日本でも漬物などに使われる「赤色3号」については、今年1月にFDAから注意喚起が出された経緯があります。その後、安全性に関する新たなデータが得られたため、より厳格な対応が行われることとなりました。