ルクセンブルクのフリーデン首相は22日、東京・中央区にある民間宇宙開発会社「ispace」を訪問しました。この出張の一環として、同首相は月面着陸を目指す日本のベンチャー企業に注目し、その研究と開発の状況を詳細に調査しました。
ispaceは、ルクセンブルクでヨーロッパ本社を設立しており、当地での政府支援も受けながら、宇宙開発への挑戦を続けています。同社が今年1月に打ち上げた自社製の月着陸船は、6月に日本の民間企業としては初めてとなる月面着陸を目指しています。
フリーデン首相はまず、ispaceの管制室を見学しました。CEOの袴田武史氏から順調な飛行状況について説明を受けた後、「ルクセンブルクと日本との協力が宇宙開発に新たな道を開く」と述べました。
この訪問は、国際的な連携のもとで民間企業が果たす重要な役割を示しているだけでなく、科学・文化の発展にとっても大きな意味を持つ出来事と言えます。