ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは2025年の初月から好調なスタートを切り、年初来16%の株価上昇を見せた。一方でS&P500は約2%下落している。この結果、バフェットの純資産は230億ドル増加し、ブルームバーグ・ビリオネア指数でビル・ゲイツを抜いて6位に浮上した。
94歳のバフェットと彼の会社は、混乱した市場から避難する投資家たちに支持され、安定感を提供している。バークシャーは3200億ドル以上の現金や流動性を持つバランスシートを持ち、これにより資産価値が約48兆円を超えるという。
バフェットは繊維工場だった会社を時価総額1兆ドルの巨大企業へと変貌させた。彼の投資戦略や経営手腕は長年にわたって評価されており、バークシャー株の年間約20%の複利成長率はS&P500の約2倍に達している。
現在、バフェットは後継者問題にも対応し、投資家たちに安心感を与えている。その一方でガイコの業績回復も喜ばれ、経済悪化時には再び「バーゲンハンター」として活躍することが期待されている。
ポートフォリオ・マネージャーのダレン・ポロックはこう語る。「不確実性が高まる中、投資家たちは安定した企業への資金流入を進める」。バークシャーはそのような不安定な市場環境においても頼りになる存在として認識されている。
このようにして、バフェットの経営下でバークシャー・ハサウェイは常に成長し続けている。
