トランプ米大統領は来週、貿易相手国に対する新たな相互関税を発表する見込みだ。この動きに対し、世界中の株式投資家たちは警戒感を強めている。
4月2日の発表について、トランプ氏は「楽しみにしている」と述べたが、投資家たちの間では不穏な雰囲気が広がっている。関税強化により、市場への新たな打撃が懸念されているからだ。
特に自動車セクターはすでに影響を受けている。先週発表された自動車関税を受け、多くの国の自動車株価が下落した。この状況は、今後も続く可能性がある。
ブルームバーグ・エコノミクスの分析では、一部の国からの輸入品への大幅な関税強化により、米国経済に複数年にわたる影響が出る見通しである。また、スタグフレーション(景気停滞と物価上昇が同時に進行する状況)も懸念されている。
シーバートのマーク・マレク最高投資責任者(CIO)は、「全てが危機にひんしている」と語った。「インフレは上昇し、消費が弱まり、消費者センチメントも低下しており、これらの状況はすべてトランプ政権の関税政策が原因である」と述べた。
また、バークレイズのストラテジストはリポートで、4月2日の関税発表が今後数か月間の市場基調を決定する可能性があると指摘した。第2四半期に広範な関税強化が行われると、リスク資産にとっては悪材料となる。
一方で、例外措置や先送りがあった場合、投資家たちは「安心感による上昇」を見込むことも考えられる。
UBSの米ウェルスマネジメント部門CIOは、「ボラティリティーを高める米貿易相手国からの報復措置も脅威」と指摘。その結果、市場関係者は関税の標的になり得る投資対象から撤退する動きも見られている。
このような状況下で、投資家の間では株価 掲示板や日経 平均 株価 掲示板での情報収集が重要となっている。