伊豆諸島東部太平洋で昨年4月に発生した海上自衛隊哨戒ヘリコプター2機の空中衝突・墜落事故について、海自は先日、行方不明となっていた7人のうち6人の身元を確認したと発表しました。この決定には遺族の心情への配慮が大きく影響しています。
昨年4月20日の夜間、哨戒ヘリコプター2機が潜水艦を探知する訓練中に衝突し墜落しました。その結果、搭乗員の1人が収容されましたが、他の7名は行方不明となっていました。その後、捜索活動が続けられ、遺族や関係者らにとっては長い間不安な日々が続きました。
海自によりますと、6人の身元確認には多大な努力と時間を要したとのことですが、残る1名については引き続き捜査を継続する方針です。また、この事故は海上自衛隊の安全対策を見直す機会となり、今後の訓練や運用に大きな影響を与えています。
遺族にはもちろんのこと、関係者からも大きな注目を集めている今回の発表について、海自では遺族の心情を深く理解し、適切に対応していると述べています。