厚生労働省によれば、2000年代前半に大学や高校を卒業した人々の中で、多くの人が希望通りの正社員として働くことができず、パートやアルバイトなどの非正規雇用で就職せざるを得なかった。彼らは現在、50代前半から30代後半と広範囲にわたる世代で、全国で約1700万人が該当すると推定されています。
この世代の多くは、学歴やスキルを活かせずに非正規雇用に甘んじることになり、これによって賃金も安定せず、年齢とともに増えていくべき収入がない状況です。さらに深刻なのは、将来的な年金不安が高まっている点です。
近年では政府による支援策もあり、一部の若者が正社員として再就職しています。しかしそれでも全体としては依然として非正規雇用の割合が多くを占めている現状があり、この問題に対する更なる解決策が求められています。