後場の東京株式市場では、前場に続き日経平均株価が大幅な下落を続けている。時間外取引での米国株先物の値下がりを受け、日本でもリスク回避の動きが広がっている。寄り付き時点で日経平均は3万5674円49銭と前営業日に比べ1445円84銭安となった。
前場終了時点では、日経平均株価が1428円81銭下落し、TOPIXも89.87ポイントの下げを見せた。幅広い業種で値下がりが見られ、プライム銘柄の約97%、スタンダードTOP20、グロース250とCoreでも全ての銘柄が下落した。
米国の経済統計発表により、インフレ懸念や景気後退リスクが高まり、投資家心理も悪化。これを受け、東京市場では全面安となり、多くの業種で下落率が大きかった。
一方で、寄り付き時点で日経平均は3万6000円を割り込むなど、下げ幅は拡大傾向にある。また、「前向きのニュースにもあまり反応しない」といった声も聞かれている。