17日午後1時半ごろ、大阪市北区天満1丁目にある7階建てのマンションを解体中の現場で重大な事故が発生しました。男性作業員から119番通報があり、「有機溶剤を吸って2人が倒れた」という状況報告がありました。
大阪府警からの情報では、この現場で作業を行っていた男女3人の作業員が病院へ搬送されました。その結果、大阪府箕面市に住む会社員の伊藤愛さん(32)が死亡が確認され、他の2人は搬送時に意識があったという報告がありました。
天満署によると、事故現場は解体工事が進められているマンションです。亡くなった伊藤さんは屋上の塔屋付近でアスベストを除去する作業を行っており、有機溶剤を使用していたとみられています。現場の詳しい状況について、当局が詳しく調査中です。
この事件は、建設現場での安全対策や有害物質の取り扱いに関する深刻な問題を浮き彫りにしました。今後、どのような対策が講じられるのか注目されます。