2008年に18歳で日本選手権の女子100メートルハードルで初優勝を果たした北海道出身の寺田明日香選手。その後、3連覇を達成し、その才能と努力は陸上界から大きな注目を集めました。しかし、相次ぐケガに見舞われ、2013年に一度引退しました。
それでも夢を諦めきれず、24歳で結婚後すぐに長女・果緒ちゃんを出産し、母親としての新たな役割も担いながら、東京オリンピックへの思いは消えることはありませんでした。26歳で7人制ラグビーに転向しましたが、そこでまたケガに苦しめられ、ラグビーでのオリンピック出場を断念する結果となりました。
現在、寺田選手は自身の競技人生について深く考え、第一線から退くことを検討していると表明しています。その決断には多くの人の心が揺さぶられることでしょう。