警視庁中野署は14日、路上で泥酔し寝込んでいた70代男性を助けるため、危険性を見抜き通報した会社員に感謝状を贈呈しました。東京都中野区の黒木雅裕さん(44)が3月29日夜、自宅近くの交差点で泥酔した高齢者を見つけ、その場で見守り続けたという出来事です。
黒木さんは「ひかれてしまわないか心配だった」と語っています。彼は110番通報し、警察官が到着するまで男性を見守りました。この行動により、寝込んだ高齢者が事故に遭う危険を回避しました。
中野署の専門家は、「路上で寝込む人々への注意が欠かせません」と述べています。「特に泥酔状態では、自身の安全確保も難しい場合があります。」また、この出来事から「地域住民による助け合いが大切だ」と強調しています。
高齢者の路上での寝込みは深刻な社会問題です。中野署によると、「過去5年間で類似事件が多数報告されている」とのこと。しかし、黒木さんのように積極的に行動を起こす人は稀だと指摘しています。