先月23日に始まった愛媛県の山林火災は、ついに約1ヶ月後の14日に完全な鎮火が確認されました。この火災は、これまで平成以降最大規模と言われる約442ヘクタールに及ぶ広大な範囲を焼き尽くし、多くの住民の生活や自然環境にも甚大な影響を与えました。
当初は風向きや気象条件により拡大が懸念されましたが、消防士や地域住民の尽力によって火災は制御されました。今治市と西条市の連携作戦により、この危機を乗り越えることができたのです。
この火災が起きた背景には、異常気象の影響も大きく、温暖化による山火事の増加傾向に警鐘を鳴らすきっかけとなりました。専門家の意見を踏まえ、今後更なる対策が必要との声が上がっています。
また、この火災によって地域経済にも影響が出ています。観光業や農林水産業などに大きな打撃を与え、復旧・復興のための時間と労力は依然として必要です。