昨年、警察が扱った死者のうち約4割が一人暮らしで亡くなったと11日に警察庁から報告があった。孤独死は深刻な社会問題として浮上しており、その発見までには数カ月や半年かかるケースが多いと専門家は語る。
MRT(札幌市)の若林正弘社長は、北海道や神奈川県で一人暮らしの高齢者が亡くなった家の特殊清掃を行う。「発見までに数カ月から半年かかったという例はザラにある」と嘆く。特殊清掃業者としてこの問題を長い間見てきた若林社長は、孤独死が社会全体の対応力を試す重要な課題だと強調する。
日本では高齢化による一人暮らしの高齢者が増え、孤独死も増加傾向にある。こうした状況を受け、各地域でどのように対策を講じていくべきかが問われている。情報交換や支援体制の構築など、具体的な解決策が必要だ。
社会ニュース掲示板では、この問題に対する様々な視点や提言が投稿されている。孤独死は単に個人の問題ではなく、社会全体が向き合うべき重要なテーマであることが改めて認識される。