保有しているだけで高い配当を受け取れる高配当株は投資家の間で人気が高く、安定した業績を持つ企業を選べば長期的に利益を得られると考えられています。今回は2025年春の注目銘柄として丸紅と日本製鉄をピックアップします。
【丸紅】
大手商社の丸紅は、穀物や発電など多岐にわたる事業で業界トップを誇ります。第3四半期累計では前年同期比15%増と好調な利益を維持しています。また、株主還元の方針として上限3000万株の自社株買いと年間配当95円を発表しており、投資家からの評価が高いです。
【日本製鉄】
世界的な鉄鋼需要の低迷や価格低下による逆風の中でも、日本製鉄は通期業績計画と配当予想を維持しています。実力ベースでは事業利益が増益に転換しており、2026年3月期は固定費削減や高付加価値品の拡大などで同業他社よりも高い増益率が見込まれます。
これら2銘柄は株主還元の方針を明確に打ち出しており、投資家の信頼を得ていると言えるでしょう。