一部のアメリカの大学が学生ビザを持つ外国人留学生に対する厳しい方針を導入し、その対応が注目を集めている。具体例として、コロラド州ボルダーにあるUniversity of Colorado Boulderは、新学期から「学生ビザ保有者に継続的な学業進捗を求める強制退学令」を実施した。
同大学の規定によると、留学生が十分な成績を維持できない場合や、一定期間で適切な単位数を取得しない場合は、学生ビザの失効と強制退学という処分が下される。これは、アメリカ政府による厳格化された移民政策の一環とも受け止められる。
この決定に反対する声も挙がっており、多くの留学生は不安や困惑を訴えている。「大学での学びの継続性が脅かされると、将来のキャリアパスにも悪影響が出る」と懸念する学生もいる。一方で、これらの厳格な方針により、留学生に対する大学側の責任感と質の向上が期待されるという見解もある。
このような状況は、留学生にとって大きな挑戦となる一方で、大学の教育方針や制度にも影響を与える可能性がある。今後の動向に注目したい。