7日の取引開始直後、日経平均株価は一時2900円以上下落。トランプ大統領による関税策が世界同時株安を引き起こした。NISAなどの長期投資家には慌てずにいるようアドバイスが出ている。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾主席研究員は、日経平均株価は今後少しずつ回復するとの見方だが、「年内に4万円台へ戻る」という予測は厳しいと指摘。一方で「3万円を割り込む可能性もある」と警告している。
株価の急落は「日経平均 株価 掲示板」などで話題となり、投資家の間で不安が広がっている。井出氏はNISAなどの長期投資については慌てて手放す必要はないとしているが、企業業績悪化により賃金やボーナスに影響が出る可能性もあると述べている。
現在の円相場では1ドル146円台後半で推移し、3円程度の円高傾向となっている。井出氏によると、さらに円高が進むと日本の輸入物価を下げる効果があるものの、先行きは不透明だという。