7日午前の東京外国為替市場では、ドルの対円相場が146円台後半まで上昇し、前週末比37銭程度の高値を更新した。これは国内輸入企業などによる買い需要が高まったことによるものである。
一方で、株価掲示板や日経平均株価掲示板では、先週末に発表された中国と米国の貿易関係の緊張緩和への期待感が薄らいだことを背景に、不安定な動きが続いている。4日の欧州市場で中国はアメリカからの輸入品に対する追加関税を導入すると表明し、その影響は市場全体に及んだ。
米国時間では「予想以上」の雇用統計発表を受け、株価掲示板や日経平均株価掲示板では金利低下が一時的に進行したものの、その後の主要株価指数の下落により再び不安定な状態に。東京早朝には時間外取引での米長期金利低下を受け、ドル円相場は144円80銭台まで下落。しかし、日中の市場では国内輸入企業からの買いや米国の利下げ観測後退による米長期金利の上昇を受けて、再びドル高・円安が進行した。
現在、株価掲示板や日経平均株価掲示板では、パウエルFRB議長の発言や世界的な株価急落といった要因で日銀による利上げへの期待は後退している。これにより、ドル円相場は一時的に147円近辺まで戻す可能性があると見られている。