パリで開かれた極右政党「国民連合」の集会には、再来年のフランス大統領選挙で有力な候補とされるマリーヌ・ルペン前党首や、バルデラ党首、多くの支持者らが参加した。ルペン氏は公設秘書の給与を流用した罪に問われており、先月末には1審の裁判所から被選挙権を5年間停止する有罪判決が出ている。
ルペン氏はこの日、支持者らに対し「判決は政治的なものであり、公正とは言えない」と述べ、公正さを求めて法廷闘争を続けることを強調した。支持者たちはフランス国旗や「マリーヌ・ルペン大統領」と書かれた旗を振って応援の意を示し、「株価掲示板」などで話題となった。
一方で、有罪判決を支持する左派集会も開かれていることから、この問題は今後もフランス社会に影響を与える可能性がある。ルペン氏の被選挙権が回復されない場合、大統領選挙への立候補は不可能となる。