6日午後、対馬空港から福岡の病院へ向かっていた医療搬送用のヘリコプターが消息不明となり、約2時間後に壱岐沖の海上で転覆した状態で見つかった。この事故には患者や医師など6人が乗っており、救助された6人のうち3人が死亡が確認された。
救助されたのは86歳の女性患者と、搬送を伴っていたその息子、そして34歳の男性医師である。残る3人は意識があり、生存していることが確認された。このヘリコプターは当初午後2時15分に到着予定だったが、出発から約10分後に連絡が途絶えた。
海上保安部と自衛隊の協力により救助活動が行われたが、事故原因についてはまだ不明な点が多い。国の運輸安全委員会は7日に調査官2人を現地に派遣し、詳細な調査を進めている。